Lonely哲学論考

語りえぬものには沈黙を…

【哲学入門】推論主義のススメ

ようやく卒論のゴールまでの道のりが見えました

 

とりあえずがんばるんば

 

さて、今回は自分の専攻である分析哲学の紹介、というか備忘録でも書こうかなと思います

残念ながら自分はゼミの問題児で勉強が圧倒的に、壊滅的に不足しているので他の学生よりも知識はありません(笑)

勉強はほんとに苦手です…

 

それを考慮した上で、哲学っておもしろいなと読んで下されば幸いです

 

 

先日、推論主義について学ぶ機会がありました

推論主義ってなんぞやって思う方もいらっしゃるでしょう

 

足りない自分の頭で簡単に説明させていただくと、人間の言語活動である推論から規範を抽出して世界への理解を深めようという学問です(笑)

 

まず推論っていっても想像がつくか微妙ですよね…簡単に言うとAという文からBという文を推測することが推論

…細かい定義とかは見逃してくだされ

 

一つ例を出します

 

「傘持ってくるの忘れたー」

 

っていう文があったとします

これを推論主義的に分析すると

 

「雨が降るはずがない」

「さっきまで晴れてたのに」

といった文の前提となる文を抽出できます

 

さらに

「雨に濡れるのは嫌だな」

「走って帰ろう」

といった文が次に出てくる文として推論されます

 

つまり

「雨は降らないと思う」→「傘持ってくるの忘れたー」→「雨に濡れたくない」

といったように、文の前後の推論関係を分析するというのが推論主義です

そして推論関係はこんな単純なものではなく、もっと無数のネットワークになっています

一つの文からあらゆる前提となる文が導かれ、あらゆる文が帰結として導かれるのです

 

いったこれで何が分かるのと思うかもしれません

ここで重要なのはこの推論の関係から規範を抽出できるということです

 

今回の例文だと

「雨に濡れるべきではない」

「雨の日には雨具を持つべき」

といった規範が抽出できるのかなと思います

 

つまり人間がなんとなくそうするべきだと思っていることが推論関係の分析によって明確になるというわけです

そしてこの「するべき」という規範が人間の世界認識において重要になってます

人間は見えないいろんな「べき」に従って生きているので、「べき」というものから世界のルールが分かるのだというのが簡単な推論主義の説明です

 

これが何の役に立つんでしょうかねー

 

って思う方も多いと思いますが、この規範抽出が人間の無意識の行動を知る上でとても役に立ちます

無意識の行動を明確にできれば、人の観察が重要な社会学や、マーケティングといった人間の消費行動の分析に使えそうじゃないですか?

 

現在この推論主義が色々応用できるんじゃないかと研究が進んでいるそうです

特にヘイトスピーチといったイデオロギーの分析にはとても有効らしいです

人が無意識にコミットメントしている主義や思想を明文化できるツールですからね

 

以上が簡単な推論主義の紹介です

もちろん自分の説明はガバガバなので間違っているところも多分にあります

あくまで紹介程度に読んでください

 

 

もしこれで推論主義に興味を持った人がいましたら以下の文献をおススメします

http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-32338-0/

 

推論主義と言えばブランダム

ただ内容はすごく難しいです(笑)

訳もそうなんですが、どうやら原文もかなり分かりづらいみたいです…

いい解説書があればいいんですけどね

 

もしかしたら学部の卒論の方が嚙み砕いて説明してくれてるのでそっちの方がいいかも

ただ推論主義をテーマに書いてる人がいればいいんですけどねー

 

あとこの本を読むうえで表象主義などのプラグマティズムについて知識を得た方がいいかもしれません(笑)

自分も全然知識がないので勉強せねば…

 

 

哲学って役に立たないように見えて、その考え方は結構使えます

現代哲学は最新の分析ツールになるので、使いこなせれば誰にもできない分析ができるようになるかも

概念分析とかコンサルで結構使えると思うんですよね

よければ哲学かじってみてください

 

 

では卒論に戻りますね