Lonely哲学論考

語りえぬものには沈黙を…

『One Green Bottle』観てきました

卒論の息抜きに下書きで放置してた記事上げます

ブログ書くと心が少しは軽くなりますね




結構日がたつのですが、先日演劇を観てきました

『One Green Bottle』(原題『表にでろぃ!』)

野田秀樹さんの作品である『表にでろぃ!』を英語に翻訳したものです

さっそくの感想ですが…

すごく面白かった!

まともに演劇を観るのは三回目くらいなのですが、野田秀樹さんの作品ってこんなに観やすいんだーと感動しました

人生で最初に観た演劇は高校生の頃に『11人の怒れる男』(タイトルあってる?)だったような…
これは最初取っ付きにくいなーと思ったけど話が進むにつれて面白くなりました…周りはみんな寝てたけど笑
二回目は先日観に行ったテント劇です
これは人を選びますね…すごく抽象的で難しかったです
座布団に座ってお尻が痛かったので寝ませんでしたが、普通の会場で観たら寝てました笑
ただテントという舞台装置、そしてテント劇の歴史というものには大変興味を惹かれました
ああいうアングラな演劇もたまには観に行ってみたいですね


さて話を元に戻して

今回は英語劇ということで、英語が苦手な自分は恐る恐る行ったのですが、イヤホンガイドがありなんとか付いていけました笑
でも英語できるに越したことはないですね…三割くらい面白さが減退したような気がします
でも、英語できなくても楽しめることは確かです

とりあえず舞台、役者、ストーリーに分けて感想書きます

まず舞台ですが、能舞台を完全に意識した作りになってましたね
橋がかりがあり、四隅に柱のようなものがありました
原作では古典芸能役者が明確に能楽師として描かれてるからでしょうか
野田さんはこの能舞台もどきをすごく上手く使っていて、小さい舞台なのにも関わらずストーリーがどんどんふくらんで面白かったです

そして役者さん
今回は外国人の役者さん二人に野田さんという構成でした
しかも男女逆転笑
これがいい味を出してましたねー
すごくコミカルで観やすかったです
そして女性の役者さんがまったく女性を感じさせなかった!
ほんとにすごいです
あとは野田さんの暴走も面白かったです笑
英語劇なのに日本語使ったり、アドリブ上手いなーと思いました
野田さんのお茶目な人柄にとてもひかれますね

最後にストーリー
すごく考えさせられます…野田さんは果たしてそう深読みしてほしいのかわかりませんが
ただ、随所に色んな皮肉が効いてるは野田さんらしいなーと思います
原題である『表にでろぃ!』という言葉は最近の風潮を風刺しているんですかね…自分はすごくそう感じました
現代の人は表に出なくなっている
父親は古典芸能、母親はアイドルのおっかけ、娘はネットのつながり、三人とも狭い世界の中で生きていて社会的な表に出なくなり、誰も助けに来なかったのではと思いました
なんだか最近の孤独死を想起させられますね
自分も狭い世界で生きている方なのでなんだか心にくるものがありました…
人間は居心地のいい所に留まりがち
それが悪いことではないと思いますが、居心地の良さを求めるならそれ相応の覚悟が必要なのかなと思いました

なんだか浅い感想になりましたが、総じてとても面白い演劇でした
今後も野田さんの演劇はチェックしていこうと思います